まき網漁業について

資源管理協定

魚種別TAC・漁獲量・消化率
 (大臣管理:大中型まき網)
過去10年間
TAC魚種の年次別資源量推移
過去10年間

大中型まき網漁業の役割

(1)大中型まき網漁業の漁業生産割合
ア. 海面漁業(遠洋+沖合+沿岸)
イ. 水産都市の産業振興
ウ. 魚種別漁獲量
(2)国民社会経済・生活に対する役割
健康食品の提供

大中型まき網漁業が漁獲するあじ、さば、いわしなど多獲性浮魚には、低温で変温する水中での生息に適した機能を持つために、不飽和脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)やカルシウム、ビタミン類(A,B1、B2,D,E)など人間の健康にとり不可欠な栄養が豊富に含まれています。

特にDHAは脳の活性化、ガンの抑制・予防、抗アレルギー作用、過剰コレステロールの低減等、EPAはコレステロール・中性脂肪の低減、血栓の予防等の効果が大きく注目されています。これらの栄養素を自然に効率よく摂取する方法は旬の脂がのったアジ、サバ、イワシなどの日常の食生活に取り入れることです。

特に子供の成長と高齢者の健康の保持のために不可欠な「安全・安心な食生活」を確保する上で、大中型まき網漁業が漁獲するこれら多獲性浮魚は極めて重要な役割を担っています。

可食部(肉)中の成分量(100g当たりmg)
µg(µgは百万分の一グラム)
全て生 カルシウム ビタミンA※(µg) ビタミンB2 ビタミンD(µg) EPA DHA
マアジ 66 7 0.13 8.9 300 570
ウルメイワシ 85 130 0.36 9.0 290 660
カタクチイワシ 60 11 0.16 4.0 1100 770
マイワシ 74 8 0.39 32.0 780 870
マサバ 6 37 0.31 5.1 690 970
サンマ 28 16 0.28 16.0 1500 2200
ウナギ(養殖) 130 2400 0.48 18.0 580 1100
カツオ(秋獲り) 8 20 0.16 9.0 400 970
クロマグロ(赤身) 5 83 0.05 5.0 27 120
クロマグロ(脂身) 7 270 0.07 18.0 1400 3200
マダラ 32 10 0.10 1.0 24 42
ブリ 5 50 0.36 8.0 940 1700
カキ(養殖) 84 24 0.14 0.1 230 180
ズワイガニ 90 微量 0.60 0.0 68 33
スルメイカ 11 13 0.05 0.3 43 130
和牛サーロイン(脂身付き) 3 3 0.12 0.0 0 0
大型豚かたロース(脂身付き) 4 6 0.23 0.3 0 11
成鶏もも(皮付き) 8 47 0.23 0.1 0 6
 資料:日本食品標準成分表 2020年版 八訂
 ※レチノール当量

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